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Close up!

ネットプライス・佐藤輝英代表取締役社長兼CEO

editorCALLING!2007年01月28日 2:42 PM

株式会社ネットプライスにて行われた、佐藤輝英代表取締役社長兼CEOへのインタビューの裏側を届けるWeb限定企画。


「直感力」
ビジネスで何か新しいことを始めようとするときは、当然ですが過去に前例がありません。日々お客さまから話を聞いたり、市場のニーズを研究したりする中で 「これは絶対にあった方がいい」という思いが熟成されるわけですが、そうした中でのある種の直感でもある「これはいける!」という思いが非常に大事だと考 えます。直感は、山勘や当てずっぽうとは対極にある考え方で、その背後には往々にして論理が隠されているんですね。ですが、そうした潜在的な論理は直感と いう形で発露されなければ、意味がありません。私は、経営者はこの直感力を学んでいく、あるいは身に付けていくことが大事であり、また直感力があるからこ そ、他社より少しでも先に行けるのではないかと考えます。
では、直感力を養うにはどうしたらいいのか。これにはやっぱり千本ノックしかないんですね。ノックを打って打って打ちまくって、打球を受けて受けて受けま くる。その先でピピッと決断を下せる直感力が磨かれるのだと思います。また、ビジネスに対する直感力は、あらゆる人から学べるものです。私も、例えば新卒 採用の面接の中でひらめくことが結構多いですね。


「欲張り」
私は欲張りなんですが、それはお金とか物に対してではありません。可能性にどん欲なんですよ。それをつかめなかったときに、非常に後悔します。ですから出 会いに対しても欲張りですし、そうしたビジネスチャンスをつかめないような自分は一番嫌いですね。だから常に姿勢が前かがみになっている。そうした姿が一 番自分らしいといいますか、そんな生き方をずっと自分の中で培ってきました。


「コンディション」
メンタル的にもフィジカル的にも、コンディションというものをとても大事にしています。研ぎ澄まされている状態に、自身を近づけることですね。私はラグ ビーをやっていたのですが、スポーツ選手は試合で妙に体が重いときや軽いとき、あるいは乗っているときとそうでないときが分かるものです。だから試合で最 大のパフォーマンスを出せるように一週間ぐらい前からコンディションを調えるわけです。そして、これはビジネスでも同じことがいえるんですね。
例えば、自分でもエネルギーが弱いなと感じたらスポンと気持ちを抜きます。あるいは、本の乱読に時間を費やしたりとか。人によってはジムに行ったり、海に 潜ったりと、自分のエネルギーレベルを上げるさまざまな方法があるかと思います。私には1歳の子供がいまして「よし、遊ぶぞ!」といって子供と本気で遊び ます。これは疲れるのですが、気持ちを抜くことができるのです。すると、メンタルなコンディションがぐっと上がるわけです。自分のコンディションレベルを 高い状態でキープするために、さまざまなことを試していますね。サーフィンは去年から始めたのですが、波に揉まれていると言い訳のできない自分に気付かさ れます。波に文句言っても仕方ないですから(笑)。すると、自分が努力するしかないのでがむしゃらに頑張るわけです。これもまた頭をスポンと抜く方法の一 つですね。それから潜るのも好きですね。海の底に横たわって、輝いている海面を見ていると、仕事のことは一切忘れます。日本だとやっぱり沖縄でしょう。


「チャンスは貯金できない」
「チャンスは貯金できない」という言葉が好きです。人との出会いであったり、ビジネスとの出会いであったり、あるいはそうしたビジネスの種との出会いで あったりと。出会いの場面では常に「これはもしかしたらチャンスかも」と思うようにしています。この心構えでいると一歩目が早いんですね。実は私はバス ケットボールもやっていまして、バスケットではフットワークを軽くするために足の親指で立つような感覚なんですね。あの状態をビジネスという環境で維持す ることを意識してます。爪先立ちでチャンスを探す、あるいはチャンスに反応する。成功への早道ではないかと思います。
もう一つ言葉の話になりますが、私は仕事と事業は違うと思うのです。仕事は事に仕えると書きますし、そこにすでに束縛されている気持ちがある。一方、事業 には「興す」という述語とつながるような攻めの意味合いがあります。だから私は仕事ではなくて、事業をやるというのが基本的なスタンスなんです。事業って 聞くとワクワクしませんか。私がなぜ事業をやっているのかといえば、純粋にワクワクしたいからなんですね。自分の努力する方向が世の中のためになるかどう かを考えることほど、ワクワクすることはありません。こうした気持ちでビジネスを立ち上げることは非常に大事だと思いますし、そうしたワクワクできるシー ンをもっともっとつくっていきたいと考えています。

佐藤輝英代表取締役社長兼CEO佐藤輝英(さとうてるひで)
1975年生まれ。愛媛県出身。高校在学中に経団連の奨学金を得て、イタリアの「United World College of the Adriatic」に留学。慶應義塾大学総合政策学部卒業後、ソフトバンク(株)に入社。1997年、米国のEC決済技術を持つサイバーキャッシュ社(現 SBIベリトランス社)の日本法人立ち上げに参与。2000年、(株)ネットプライス代表取締役社長に就任。ネットプライスにおける「ギャザリング(共同 購入)」、「モバイルコマース」等の事業構築を手掛ける。