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Webページを切り抜いて共有。IE拡張機能「Nayuta」試験運用開始
kikakuReview, One min.Topics2008年03月24日 6:12 PM
日々増えるブラウザでの作業。もっとブラウザでの操作を快適にしたい。という方にぴったりのサービスが発表された。ツールバーをインストールするだけで、Webページの切り張りが可能になる「Nayuta」である。
株式会社ぽんこつが試験運営を開始した「Nayuta」をご存知だろうか。最新技術に目のない人なら、その操作感の斬新さに驚いたかもしれない。
最近のWebサービスというと、「あちら側」つまりサーバー側で処理を行い、ブラウザで操作するという手法がまさにWEB2.0的であり、SaaSという新たな潮流であった。その分「こちら側」つまり操作するPC自体はブラウザがあればいいということで、インストールして使うツールは減っている。
本サービスは「あちら側」で目まぐるしく動くサービスと「こちら側」でシンプルに動くブラウザの中間に位置する技術である。今見ているWebページを切り抜いたり、メモを付けたり、複数のWebブラウザで画面を共有するといった機能を持つ。技術的なことは抜きにして、実際に使ってみるとよくわかるが、「こちら側」と「あちら側」の区別がつかなくなる感覚はとても心地いい。
特徴的な機能はまず、「メモ作成機能」。Webページの気になったところにメモを残して、他のユーザーと共有できる機能だ。例えば「この記事」。この記事について、何かコメントしたいという場合、この記事自体にメモを張ることができ、それを他のユーザーとスレッド形式で情報を共有できる。

Nayutaで、Webページにメモを取る。ひとつのWebページに複数のメモを取れるので、付箋紙のように利用できる。
次に「レイヤー抽出機能」。これはWebページを閲覧していて、気になった記事があれば、「切り抜き」して保存できる機能だ。なんだそれくらい右クリックしてコピペすればできたじゃない。というのとはちょっと違う。新聞を切抜きしてスクラップにする感覚に近い。既存の機能で言えばキャプチャだ。画像も文字もそのまま切り抜けけるのだ。

Webページの一部を切り抜いて保存する。画像だけでなく、テキストやアニメも保存できる。
この感覚は、Windowsのコピー&貼り付け(コピペ)に近い。コピペは、どのアプリケーションでも使える、Windowsの共通機能である。同様にNayutaは、どのWebページであっても共通して使えるメモやクリップ機能を提供する。「メモ作成機能」はデスクトップに張っていた「メモ張」+「BBS」。「レイヤー抽出機能」は「キャプチャ機能」+「ファイル共有サイト」となる。
さらに、メモや切り抜きは、サーバーに保存して他のユーザーと共有できる。 ここのところは、昨今のWebサービスの感覚だ。
これらの機能を使えば、ビジネスツールとしても役立ちそうだ。大勢で共有したい記事は、「レイヤー抽出機能」を使って、切り抜いて保存しておけばリンク切れの心配なく、保存しておける。「メモ作成機能」を使えば、サイボウズなどのスケジュール管理機能を拡張的に使えそうだ。また社内に新たなWebツールを導入した際に、使い方メモとしてコメントを残しておけば、ヘルプ機能としても使えるかもしれない。サイト上に直接メモを残すという感覚は斬新で、まだまだ用途に幅と期待が持てそうだ。
今回紹介した機能の他にも、リアルタイムで複数のユーザーがブラウザの操作を共有できる「リアルタイム・ブラウザ同期機能」。リンク上へマウスを乗せると、そのページの先に追加されたメモ情報を表示できる「リンク先情報表示機能」などがある。
会員登録も必要なく無料。Nayuta公式サイトから、IE専用のツールバーをインストールすれば使用できる。 Nayutaに会員登録すれば、自分用のクリップを作成できる。
現状で残念なところがあるとすれば、この技術がWindowsのInternetExplorerという特定の技術でしか動作しない点である。AdobeのFlexやMozillaのProismなど、異なるデスクトッププラットフォームで動作するリッチクライアント技術が次々と登場している昨今、Nayutaが、より多彩な環境で動作することを期待したい。
Nayutaは、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)の2006年度下期 未踏ソフトウェア創造事業の支援により開発された。
