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アイフィスジャパン・大沢和春代表取締役

kikakuCALLING!2007年07月26日 6:33 PM

株式会社アイフィスジャパンにて行われた、大沢和春代表取締役へのインタビューの裏側を届けるWeb限定企画。フリーマガジン『NEXTWISE』誌面に載せきれなかった、大沢取締役の想いを届ける。  

大沢和春代表取締役blog_icon_16_s.jpg個人マーケットの開拓
これはあくまで私自身の考えですが、現在の証券情報業界では、株式・債権・投信といったものの簡単なデータベースがあったとしても、そこ にどのような個人向けの商品やトレンドがあるのか、という情報が整理されていないように感じます。もちろんネットで検索を重ねれば情報は出てくるでしょう が、それらがまとめられていない。その点、弊社にはデータベースと数値をシミュレーションできるくらいの企業財務状況の蓄積があり、アウトプットできるだ けの体制はあるのですが、それがビジネスモデルとして成り立つかがまだ見えていない。収益を広告に頼るなら、ある程度の集客が見込めなければいけません。 ステップを踏みながら段階的に作り上げていければと考えておりまして、社内でも検討が進んでいます。

blog_icon_16_s.jpg業界俯瞰とアイフィスジャパンの目指すところ
日本の投資情報業界には、トムソンとクイックという二大勢力があり、その中でどう生き残るかが問われることになります。弊社は、投資情報と情報処理のシナ ジーがうまく効く形でサービスを提供するという、我々しかなしえないポジションを確立しています。また、弊社の証券調査レポートの閲覧サービスは65%ぐ らいのマーケットシェア持っていますので、さらにいくつかのメニューを追加しシェアを拡大できれば、「日本の投資情報ならアイフィス」と言われだすのもそ う遠い先ではないでしょう。そして、それをベースに海外ベンダーとどう付き合うか。情報提供サービスは常に大局的な見方を持たなければ、業績成長のテンポ が見いだせなくなる状況に陥ります。

blog_icon_16_s.jpg脳天気かつポジティブシンキング
言いたいことがあったらためずに口に出す。“脳天気”かつ“ポジティブシンキング”を心がけています。もともと私たちの時代というのは、何となく行く先が 決まっているようなものでした。高度成長期という背景もあって、結婚にしても就職にしても、私たちは何の疑問もなく目の前の道を進んできました。ですが、 今は社会が豊かになり、さまざまな選択肢が用意されるようになっています。特に自分の子どもを見ると思うのですが、今の若い人たちがやっていることは、 もっぱら自分探しです。結婚も仕事も何もかも、自分をどうしていけばいいかと思い悩んでいる。ただ、私が考えるのは、人間は生まれて死んでいくという点で はまったく同じなんだということです。では同じ生きるなら、せっかくだからポジティブにやっていけばいいじゃないかと。こうした悩みというのは、考え出す とぐるぐると回ってしまってしょうがないんですよ。煮詰まりそうになったら、“脳天気”かつ“ポジティブシンキング”ですね。

blog_icon_16_s.jpg今の若者
今の若い人は、体力的にも頭の出来にしても私たちよりもずっと優秀だと思います。そして、それがかえって叱られるという経験を少なくしているのかもしれま せん。すると、ひとたび叱られたらもう辞めたと、非常に短絡的なリアクションしかできない。また、逆に僕らもなかなか怒らなくなりました。相手が怒られ慣 れていない、怒られるとくじけてしまうと分かっているから怒れない。でも怒るときにはきちっと怒ってあげないと当人のためにならないんですね。それがのち に血肉となり、あとで効いてくる。結局人間は口で言われないと分からないんですよ。社内でのOJTという側面からも、言って諭してあげるようなカルチャー を作りたいと思っています。それから蛇足ですが、今の若い人は全体的に元気がないですね。挨拶もしているのかどうか分からないのが多い。私たちが若いころ に小さい声で挨拶しようものなら「もう一回やりなおし!」と、それだけで怒られたものです(笑)。いろんな要因が積み重なっているのでしょうが、元気が良 い会社は業績も元気ですからね。まずは空元気でもいいから大声で挨拶しようと言いたいですね。

大沢和春代表取締役大沢和春(おおさわかずはる)
1949年福岡生まれ。1972年北九州大学外国語学部卒業、同年富士ゼロックスに入社。米国研修、駐在を経験し、1990年にKDD (現KDDI)へ移籍。その後、セガエンタープライズ、トムソンコーポレーション勤務を経て、1995年にアイフィスジャパンを設立。2005年、東証マ ザーズ上場を果たす。
http://www.ifis.co.jp/