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CGM (Consumer Generated Media)

kikaku詳細, NEXTワード2007年09月10日 8:58 PM

CGM(Consumer Generated Media:参加者生成メディア)とは、インターネットなどを利用し、利用者からのフィードバックにより情報を集約・整理・発展させる情報発信形式である。

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インターネットで、思わず読んでしまう作品に出会うことがある。特に、「電車男」のブームのあと、2ちゃんねる発・mixi発の書籍やドラマが多数登場した。あなたも、きっとひとつくらい読んだことがあると思う。

CGMは、この電車男のように、多くの利用者が情報を提供していくことで盛り上がるメディアである。投稿した人にとっては、作中人物のひとりとしてリアルタイムで参加・体験できるという面白さがある。あとからまとめて読んでも、一人では作り出せない意外な展開と盛り上がりが、読者を空きさせない。

昨年話題になったマーケティング用語「Web2.0」では、8つの重要なデザインパターンを掲げて、その特長を整理していた。その中のひとつが「ユーザーによる付加価値創造」である。CGMは、このデザインパターンを実現しているサービスと言える。

CGMは、人が人を呼びそれが指数関数的に増大していく「ネットワーク効果」が発生しやすいため、人気の高いコンテンツはさらに多くの人気を集めることになる。すでに多くの事例があり、多数のユーザーを集めている。

利用者からのフィードバックは「投稿」が中心だが、最近では「評価をつける」「ボタンを押す」「質問に答える」「アクセス数による重み付け」といった多くの参加方法が試されている。

■ CGMの歴史

CGMは、インターネット以前から存在していたと言える。70年代の深夜ラジオ番組、80年代の投稿雑誌などの形で大きな盛り上がりを見せていた。

単なる落書きに、さらに落書きを加えることで、利用者同士の見えざるコミュニケーションが成立する場合もある。落書きは、古代ローマやヴェスヴィオ噴火により埋没したポンペイにもあったというから、CGMも同時に発生した可能性が高い。

■インターネットCGMの特長

インターネットにおけるCGMの特長は、そのスピード感にあるといって間違いないだろう。ラジオや雑誌の投稿では、郵便ハガキを用いてネタを投稿することになるが、これは掲載まで数日-数ヶ月を要する。また、媒体の掲載量に限りがあるため、一部しか掲載できないといった問題を持っていた。

インターネットによるCGMでは、投稿されたすべての情報がすぐに閲覧可能になる。それを読んだ利用者の反応もすぐに跳ね返ってくる。それが、さらに別のフィードバックを誘発して、盛り上がっていく。これが、インターネットのCGMを面白くしている秘密である。

■具体的な事例

2ちゃんねる

匿名性を特長とする巨大掲示板。電車男をはじめとして、2ちゃんねる発のコンテンツが立て続けに書籍化・映画化・ドラマ化され、大いに注目を集めた。

mixi

ソーシャルネットワークサービス(SNS)と呼ばれる人脈形成型サービス。参加者からの招待により登録可能となり、掲示板などのサービスを利用できる。

モバゲーTown

携帯電話向けのサイトで、無料ゲームとソーシャルネットワークサービスを提供する。10代-20代を中心に人気を集める。2007年3月には、会員数400万人、月間3億ビューを誇る。

はてな

ブログ、共有型ブックマークなどを提供するWebサービス

ウィキペディア

投稿型の百科事典サービス。インターネットを介して、利用者が内容を共同して執筆していく。WikiというWebツールを利用している。

@Cosme

利用者の投稿による化粧品レビューサイト。

Flikr

写真共有サイト。掲載した写真に他の人がコメントを付ける、タグにより分類する、といった機能を持つ。このような機能により、写真を媒体としたソーシャルネットワークが形成される。

Youtube

動画共有サイト。ブログへ動画を貼り付ける機能を持つ。

ニコニコ動画

インターネット上の動画に、表示のタイミングに合わせてコメントを投稿できるサービス。

ブログ

日記のように時系列で記事を掲載していくコンテンツ管理サービス。トラックバックやRSSと呼ばれる標準機能により、他の利用者が閲覧・引用しやすくなっている。

最近では、ニュース情報をCGMによりランキングする「ソーシャルニュースサービス」や「ソーシャルブックマークサービス」と呼ばれるWebサービスも注目を集めている(関連ニュース)。

■集約型と検索型

CGMは、その形式により集約型と検索型の二つに分類できる。集約型は、投稿された情報を一ヶ所のサーバーに集める。検索型は、インターネット上のどこかへ公表したデータを自動検索により収集する。上記の具体例では、大半のサービスが集約型となっている。

二つの形式の例として、「青空文庫」と「クリエイティブ・コモンズ」を比較する。

青空文庫は、著作権の切れた小説の電子化などを進めるプロジェクトである。参加者は、事前に参加申込をし、テキストの入力⇒校正を進める。電子化されたテキストは、青空文庫のWebサイトで公開される。

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クリエイティブ・コモンズは、”創造的な作品に柔軟な著作権を定義するライセンスを提供“する活動である。著作物の作者は、クリエイティブ・コモンズのライセンスを作品に添付し、インターネット上(たとえば自分のWebサイト)に公開する。利用者は、Yahoo!やGoogleを使って、それを検索する。

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どちらも、自由に利用できるコンテンツを参加者の力を借りて整備するプロジェクトでありながら、コンテンツを集める方法に大きな違いがある。青空文庫では、専用サーバーに情報を集約する「集約型」になっている。クリエイティブ・コモンズでは、コンテンツは分散して公開されており、それを検索する。

CGMでは、利用者の参加によりコンテンスを作り出す。集約型はデータの管理がラクになるが、一定の規約に従う必要があるなど、参加の敷居が高くなる。検索型は、データの管理は必要ないが、検索方式にコンピュータのパワーが必要になる。参加者にとっては、自分のWebサイトで公開できるなど敷居が低くなる。

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検索型CGMの代表例が、ブログである。 ブログは、特定の一社が提供しているサービスではなく、日記型コンテンツ管理サービスの総称である。当初はWeblogと呼ばれていたが、すっかりブログという呼び名が定着してしまった。

ブログでは、RSSとトラックバックという標準化された方法で、内容をすばやく閲覧したり、相互にリンクできる。そのため、このような機能を装備していれば、どこのブログサービスであっても、相互に連携することができる。